笑うパパノートVol.13「イクメンを捨てよ。素で行こう!」

 

先日、「笑顔いっぱいの家族になるために」というタイトルでパパママ向けにお話しさせていただきました。

 

講座に参加していただいた家族は、みんな夫婦仲もよさそうで、幸せ感がにじみ出ているような方ばかり。

こちらがお話していてもみんな目が輝いていて、こちらが元気をもらえるような時間でした。

 

なごやかに価値観のあう空間で、男と女の違いを尊重する考え方や、家庭と地域と学校(幼稚園)の関係性、夫婦の新鮮な笑顔のつづけ方、などなど、全体を通じて少し考えてもらいながらも、ほぼ前向きなお話をさせていただきました。

 

その中で1点、少しマイナスな要素をお伝えした内容があります。

 

それは、テーマでもあった言葉

「イクメン」

 

この言葉には、どうも少し違和感を感じていました。

 

理由は2つあります。

 

   家の中の役割で、男性が女性化することをイクメンと呼ぶ傾向がある。

 

これは、女性の育児と家事負担が大変だから、分担しましょうということは理解できるのですが、ママの役割ができたらイクメンで、男性らしく子育てできる要素(背中で語ることとか、無邪気に遊ぶこととか)を無視したまま、時間の効率だけをシェアすべきのような風潮がなかなか理解できず、違和感を感じています。

 

   イクメンとは「こうでなくてはならない」が社会的認知になるのが危険。

 

声を大にしたいのはむしろこちら。父親育児のあり方を型にはめると、正しいパパと悪いパパがいるような分類がされるんじゃないか、ということ。

あり方は様々で、家族の中で幸せなあり方を導き出して、愛情がそそがれていれば、それで良いんじゃないかとおもうんですが、そのうち「イクメンの条件」とかで排除型の基準をつくられてしまいそうで、勝手に社会的なダメおやじのレッテルを張ってしまうことになり、落とさなくてもいい自信を喪失してしまうのではと、危機感を感じてしまいます。

 

家族の価値観の話でもあるので、あまりこういうことは突っ込まないほうがいいとは思いますが、そのあたりだけはお伝えさせていただきました。

 

良い父親、悪い父親の判断基準を社会にゆだねて言葉に惑わされず、自分の育児に自信をもって楽しく子育てしてほしいですね。

 

当日参加いただいた皆さんは、そのあとの親子運動でも心底の笑顔で子ども達にふれあっており、ちゃんと自分の意志で家族と向き合ってるなぁと安心するばかりでした。

 

イクメンはただの言葉、とらわれることはありませんね。

皆さんも、それぞれの家庭バージョンの育児をたのしみましょう!

 

ファザーリングジャパンにいがた

 

副代表理事 樺沢敦

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